天然温泉

富士山のペンキ絵
富士山のペンキ絵

スパバレイ枚方南には「富士山のペンキ絵」があります

「銭湯と言えば、富士山のペンキ絵!」

そんな思い出がある方はどれくらいおられるでしょうか。。

ペンキ絵は、大正元年に東京のとある銭湯に初めて登場したと言われています。
その時に描かれたのが富士山で、このペンキ絵が評判を呼び、関東ではペンキ絵の「富士山風呂」が続出しました。
なぜ富士山なのか、「子どもが好きそうな絵で、おとなしくお子様が入浴するように」という思いが込められていたそうです。

しかし、関西の銭湯では浴槽が浴室の中央に配置されることが多く、ペンキ絵が描かれることはあまりありませんでした。
ですので、テレビや写真では見たことあるけど、近くの銭湯には富士山のペンキ絵なんてなかったよという方も多いかもしれません。

※関西の銭湯には、ペンキ絵でなくタイルを使ったモザイク装飾の「タイル絵」という文化がありました。これはこれでとてもいいものですよね。

さて、高度経済成長期には全国で2万2000軒にも達した銭湯も、生活スタイルの変化や燃料の高騰などにより、今では5千軒ほどと4分の1程度の数に減少しており、かつての「銭湯といえば壁にそびえる青い富士山」というイメージも忘れ去られようとしています。

ですが、家族や友人と一緒に入る銭湯文化、コミュニティの場としての銭湯文化を次世代に受け継いでいく為、スパバレイ枚方南では、それを象徴するような「ペンキ絵文化」も継承していきたいと考えました。

スパバレイ枚方南のペンキ絵を描いていただいたのは、日本で3名しかいない「銭湯ペンキ絵師」のうちの一人、田中みずきさん。
学生時代に銭湯のペンキ絵に感銘を受けたことをきっかけに銭湯ペンキ絵師に弟子入りし、2013年に銭湯ペンキ絵師として独立されたという田中さんに、これからの世代のペンキ絵師を応援したいという気持ちでお仕事を依頼しました。

男湯には定番の青い冨士、女湯には夕焼けに映える赤富士。
昔ながらのペンキで描かれた雄大な姿を湯煙の間で楽しむことが出来ます。
是非お子様やご家族一緒に、銭湯ペンキ絵を見にスパバレイ枚方南にご来店下さい。

銭湯ペンキ絵師

田中みずき
1983年生まれ。銭湯ペンキ絵師。現代美術展覧会・レビュー情報サイト「カロンズネット」編集長。2008年、明治学院大学大学院文学研究科芸術学専攻博士前期課程修了。近現代美術史を専門とする。在学中に銭湯ペンキ絵師に弟子入り。現在は独立し、銭湯ペンキ絵師として活動する。
公式ブログ:銭湯ペンキ絵師見習い日記

銭湯ペンキ絵師 田中みずき

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